結婚して20年以上が経った。
正直、「感謝」を言葉にするのが苦手だ。照れくさいし、改まって言うタイミングもない。でも48歳になって振り返ると、「妻がいなかったらどうなっていたんだろう」と思う瞬間がいくつもある。
この記事では、そんな瞬間を10個書く。
妻には絶対に読まれたくない。
① ミッドライフクライシスのどん底にいたとき
「最近なんか変じゃない?」
妻に言われたとき
自分でも気づいていなかった
勇気を出して
「実はずっとしんどくて」と話したら
「気づかなくてごめん」と言ってくれた
アドバイスとかじゃなく
ただ聞いてくれただけで
涙が出そうになった
あのとき話せていなかったら、もっと長い時間一人で抱え込んでいたと思う。
② 深夜3時に目が覚めたとき
老後のこと、仕事のこと
ぐるぐると考えて眠れない夜
隣で妻が寝ている気配があるだけで
なぜか少し落ち着いた
「一人じゃない」という感覚は
言葉にならない安心感がある
③ 健康診断でひっかかったとき
人間ドックで
「脂肪肝の傾向あり」と言われて
帰宅して妻に話した
次の日から夕食のメニューが
さりげなく変わっていた
野菜が増えて
揚げ物が減った
何も言わなかったけど
気にかけてくれているんだとわかった
④ 息子に怒鳴ってしまったとき
些細なことで息子に怒鳴った
後から猛烈に後悔した
妻が「あなたも疲れてたんだよ」
と言ってくれた
責めるでもなく
ただフォローしてくれた
俺より妻の方が
ずっと大人だと思った瞬間
⑤ 仕事でどうにもならない問題があったとき
内容は話せない案件で
でも誰かに話したかった
「詳しくは言えないけど
仕事でしんどいことがあって」
と言ったら
「そっか。ご飯食べたら少し楽になるよ」
と言って
好きな唐揚げを作ってくれた
それだけで十分だった
⑥ 親の介護問題が出てきたとき
父の物忘れが増えてきたとき
姉から電話があって動揺していた
妻に話したら
「週末、一緒に実家に行こうか」
と言ってくれた
一人で抱え込まなくていいと
初めて思えた瞬間だった
⑦ 風邪で寝込んだとき
40代になると
風邪をひいても
「仕事どうしよう」としか考えない
でも妻がいると
ポカリとゼリーと
薬が枕元に置いてある
「当たり前のこと」かもしれないけど
一人暮らしだったら
這ってコンビニに行くしかない
⑧ 誕生日を忘れていたとき
妻の誕生日を
うっかり忘れたことがある
「あ、ごめん」と言ったら
「いいよ別に」と言われた
でも次の日
俺の好きなケーキが
冷蔵庫に入っていた
なんの日でもないのに
何も言わなかったけど
胸が痛かった
⑨ ギター教室に行くと言ったとき
48歳になって突然
「ギター教室に行きたい」と言った
笑われると思っていた
「いいじゃない、行ってみれば」
と言われた
その一言がなければ
たぶん行っていなかった
⑩ 何もない普通の休日
特別なことは何もない休日
妻がソファで本を読んでいる
俺はドライブから帰ってきた
息子は部屋にいる
「おかえり」の一言
この何でもない瞬間が
実は一番の幸せなんだと
48歳になってようやくわかった
最後に
「ありがとう」を言葉にするのが苦手なオッサンは多いと思う。
でも心の中ではちゃんと思っている。
「いてくれてよかった」という気持ちを、伝えられているかどうかは別として。
この記事を書いたのは、少しでも形にしておきたかったからだ。
妻には絶対に読まれたくないけど。


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