「部下は定時に帰るのに、俺だけ残っている」
働き方改革が叫ばれるようになってから、こんな状況が続いている40代管理職は多いんじゃないだろうか。
残業規制、ハラスメント対策、多様性の尊重…。制度は整ってきた。でも現場の管理職だけが取り残されているような気がしてならない。
この記事では、働き方改革の「しわ寄せ」を受けている40代管理職のリアルな悩みとその対処法を正直に解説する。
働き方改革で管理職に何が起きているのか
① 残業規制のしわ寄せが管理職に来る
部下:残業規制で定時に帰れるようになった
管理職:部下が帰った後も仕事が残る
自分でやるしかない状況に
「働き方改革は部下のためのものであって
管理職には関係なかった」
という声をよく聞く
② 部下のメンタルケアまで管理職の仕事になった
以前は「仕事で多少つらくても
気合いで乗り越える」が当たり前だった
今は:
・部下のメンタル状態を常に把握する
・1on1ミーティングを定期的に行う
・モチベーション管理も管理職の責任
「プレイヤーとしての仕事」に加えて
「ケアする仕事」まで増えた
③ 人員削減で仕事量は変わらないのに人が減った
コスト削減のために人員が減らされる
でも仕事の量は変わらない
管理職がプレイングマネージャーとして
自分でも現場の仕事をこなしながら
マネジメントもしなければならない
④ ハラスメントへの過敏さで指導が難しくなった
以前は普通に言えていたことが
今はハラスメントと受け取られるリスクがある
「どこまで言っていいのか」
「これはパワハラになるのか」
常にこの不安を抱えながら
部下と接しなければならない
⑤ 上からも下からも板挟みになっている
上司から:
「もっと成果を出せ」
「コストを削減しろ」
部下から:
「残業はしたくない」
「もっと裁量を与えてほしい」
板挟みになって
自分の意見を言える場所がない
40代管理職が感じるリアルな気持ち
「働き方改革の恩恵を受けているのは
部下だけで、自分は全く楽になっていない」
「若い頃は気合いと残業で乗り越えてきた。
でも今それを部下に求めることはできない。
自分だけが損をしているような気がする」
「マネージャーになりたくて
なったわけじゃないのに
責任だけが増えていく」
「誰も管理職のしんどさを
わかってくれない」
なぜこうなってしまうのか
制度だけが変わって、仕事量と評価制度が変わっていないからだ。
変わったもの:
・残業規制
・ハラスメント基準
・多様性への配慮
変わっていないもの:
・仕事の総量
・管理職への期待値
・成果主義の評価制度
制度の変化に現場の実態が追いついていない。そのしわ寄せが全て管理職に集中してしまっている。
対処法:管理職としてどう乗り越えるか
① 「全部自分でやる」をやめる
管理職の仕事は
自分で全部やることではない
部下に任せることも
管理職の重要な仕事だ
・任せられる仕事をリストアップする
・部下の成長のために
あえて任せてみる
・完璧を求めすぎない
② 上司に現状を正直に伝える
「しんどい」を言えない管理職は多い
でも現状を伝えなければ
何も変わらない
・数字で現状を見える化する
(残業時間・仕事量など)
・感情論ではなく事実として伝える
・解決策の提案をセットにする
③ 管理職同士でつながる
同じ悩みを持つ管理職と
話すだけで楽になることがある
・社内の同世代管理職と話す
・社外の勉強会・コミュニティに参加する
・「自分だけじゃない」と知るだけで楽になる
④ 自分の「働き方改革」をする
部下の働き方改革を進める前に
自分自身の働き方を見直す
・優先順位をつけて
やらなくていい仕事を捨てる
・会議の時間を減らす
・メールの返信ルールを決める
⑤ 管理職を降りる選択肢も考える
管理職であることが
全てではない
・一般職に戻るという選択肢
・別の会社で新しいキャリアを歩む
・副業・独立という選択肢
「管理職を続けること」が
正解とは限らない
管理職がしんどいのはあなたのせいじゃない
最後に伝えたいことがある。
管理職がしんどいのは、あなたの能力のせいじゃない。
制度の変化に現場が追いついていない。組織の構造的な問題だ。
でも組織が変わるのを待っているだけでは何も変わらない。
自分でできることから少しずつ変えていく。それだけでいい。
まとめ
- 働き方改革のしわ寄せが管理職に集中している
- 残業規制・メンタルケア・板挟みが主な悩み
- 制度だけが変わって仕事量と評価制度が変わっていないのが原因
- 「全部自分でやる」をやめることが第一歩
- 上司への現状報告・管理職同士のつながりが重要
- 管理職を降りる選択肢も視野に入れていい
- しんどいのはあなたのせいじゃない
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