「老後のお金、実際いくら必要なんだろう」
漠然とした不安はあるけど、具体的な数字を出したことがない。そんな40代男性は多いんじゃないだろうか。
俺もそうだった。「2000万円問題」という言葉は聞いたことがあるが、自分にとって実際いくら必要なのかを真剣に計算したことがなかった。
この記事では、40代から始める老後資金の計算方法を正直にわかりやすく解説する。
まず「老後資金2000万円問題」をおさらい
2019年に金融庁が発表したレポートで話題になった「老後資金2000万円問題」。
夫婦2人の老後30年間で
約2000万円が不足するという試算
ただしこれはあくまで平均的なモデルケース
自分に当てはめると金額は変わる
大切なのは「平均」ではなく「自分の数字」を出すことだ。
老後資金の計算式
老後資金は以下の計算式で求められる。
老後資金 =
老後の月々の生活費 × 12ヶ月 × 老後の年数
- 年金受給額 × 12ヶ月 × 老後の年数
難しく見えるが、順番に計算すれば誰でもできる。
ステップ①:老後の月々の生活費を計算する
総務省の家計調査によると
65歳以上の夫婦の平均生活費:
約23〜26万円/月
ただし自分のライフスタイルに
合わせて考える必要がある
節約志向の場合:約20万円/月
標準的な場合:約25万円/月
ゆとりある生活の場合:約30万円/月
まず自分はどのくらいの生活を望むかをイメージしよう。
ステップ②:老後の年数を計算する
日本人の平均寿命:
男性:約81歳
女性:約87歳
65歳で定年退職した場合:
男性:約16年間
女性:約22年間
ただし長生きリスクを考えて
90歳まで生きると仮定するのが安全だ
65歳〜90歳=25年間
ステップ③:年金受給額を確認する
「ねんきん定期便」または
「ねんきんネット」で
自分の年金見込み額を確認できる
会社員の場合の目安:
・厚生年金+国民年金
・夫婦2人で月15〜22万円程度
確認方法:
・毎年誕生月に届く
「ねんきん定期便」を見る
・ねんきんネット(net.nenkin.go.jp)
にアクセスして確認する
ステップ④:実際に計算してみる
モデルケース(標準的な夫婦の場合)
老後の生活費:月25万円
老後の年数:25年間(65〜90歳)
年金受給額:月20万円(夫婦合計)
計算:
必要な老後資金:
25万円 × 12ヶ月 × 25年
= 7,500万円
年金で賄える金額:
20万円 × 12ヶ月 × 25年
= 6,000万円
不足額:
7,500万円 - 6,000万円
= 1,500万円
このモデルケースでは1,500万円が必要だ。
ステップ⑤:今の貯蓄と退職金を把握する
老後資金の不足額から
以下を引いた金額が
「これから準備すべき金額」になる
・現在の貯蓄額
・退職金の見込み額
・NISAやiDeCoの運用額
例:
必要な老後資金:1,500万円
現在の貯蓄:500万円
退職金の見込み:800万円
不足額:
1,500万円 - 500万円 - 800万円
= 200万円
→ あと200万円準備すればOK!
40代から準備するとどうなるか
48歳から毎月積み立てた場合
65歳まで残り17年
月3万円を年利5%で運用した場合:
→ 約920万円
月5万円を年利5%で運用した場合:
→ 約1,530万円
40代から始めても十分間に合う。
老後資金を増やす3つの方法
① 新NISAで積み立て投資をする
・年間360万円まで非課税で投資できる
・インデックスファンドへの
積み立てがおすすめ
・長期・積立・分散が基本
② iDeCoで節税しながら積み立てる
・掛金が全額所得控除になる
・運用益が非課税
・60歳まで引き出せないので
強制的に積み立てられる
③ 生活費を見直して積み立て額を増やす
・保険の見直し
・通信費の削減
・不要なサブスク解約
→ 月2〜3万円を捻出して
積み立てに回す
まとめ
- 老後資金は「平均」ではなく「自分の数字」を計算する
- 生活費・老後の年数・年金受給額の3つを把握する
- 標準的な夫婦で1,500万円前後の不足が多い
- 現在の貯蓄・退職金を引いた金額が準備すべき額
- 40代から始めても新NISA・iDeCoで十分間に合う
- まず「ねんきん定期便」で年金額を確認することから始めよう
▼ 次はこちらを読んでみてください [40代でNISAを始めて正解だった理由]


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